スカーレット

スカーレット3話「君は鋭いね」感想

スカーレット3話は週二回の学校給食の日、喜美子が配られた給食のお椀を嬉しそうにのぞいているところから始まります。

主食は各家庭持参のため、喜美子は主食なしであっという間に食べ終わってしまいます。物足りなさそうな喜美子はあたりを見渡し、目のあったクラスメイトに愛想笑いをしては目をそらされていました。

 

学校から帰ってきた喜美子は洗濯物をしながら、コツを直子に説明していましたが、喜美子と違い、直子は家の手伝いをする気は全くない態度で、それどころか喜美子は学校で給食を食べてきたからと、喜美子の分の蒸かしイモを食べてしまう始末でした。

父・常治は大阪で出会った宗一郎という男性を連れて自宅に帰ってきました。心に深い傷を負った宗一郎と初対面でしたが、常治は放っておけず連れてきてしまったようです。宗一郎はボーっとしていて、何をしているのかも常治には話してくれませんでした。

 

夕飯は常治が大阪で買ってきたお米と卵のおかゆでした。喜美子はおかゆが平等にいきわたるよう宗一郎のお椀にチョロっと継ぎますが、常治に声に出さずに「もっとつげ」と指示され、仕方なくお椀いっぱいにおかゆをついでいました。

おかげで、喜美子と直子とマツのお椀にはすこしのおかゆしか行き渡りません。幼い直子は「少ない」と駄々をこねはじめ、自分は給食を食べてきたからと言って、喜美子は直子に自分の分を分けていました。

おかゆもろくに食べず、宗一郎の訛りのないしゃべり方に喜美子は違和感を覚えて、外国人だと勘違いしました。そして、宗一郎にどこの国から来たのか尋ねました。

 

常治とマツは失礼だと喜美子を止めようとしますが、宗一郎は喜美子たち家族の明るさに少し表情が明るくなり、ぽつりぽつりと自分の身の上を話し始めました。

彼は東京で生まれでしたが、大学を大阪で過ごし、叔父に呼ばれ満州へ渡り戦後に戻ってきました。戦後の混乱の中満州から引き揚げてきたときに、宗一郎は心に深い傷を負ったようです。

ずっと満州で暮らしていたため喜美子の言っていることも間違ってはいないと、喜美子に「君は鋭いね」と優しく声をかけます。常治は大阪から戻りようやく仕事に勤め始めました。勤め先は照子の家の窯元で運搬の仕事です。

 

マツは常治が働き出したからといってもすぐにはお金は入らないし、宗一郎という食い扶持も一人増えているためこのままでは給食費も払えないとぼやくと、喜美子は妹にも邪魔されない貴重な給食をなくされては困ると焦り始めました。

「宗一郎さんの様子を見てくる」と言って喜美子が宗一郎を探しに走って出かけていきました。スカーレット第4話へ。

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