スカーレット

スカーレット12話「狸の道」感想

スカーレット12話は常治が探してきてくれた就職先が大阪と知り、喜美子が「ほないくわ」と笑顔を作って答えるところから始まります。

働き先は常治のいとこの会社で、喜美子は明るくお給料が入ったら何か買ってあげると直子たちにほしいものを聞きます。

 

すると直子はテレビがほしいといい、直子自身もそのうち働くから、みんなで頑張ってテレビを買おうと盛り上がっていました。

数日後、担任の寺岡先生が喜美子の家に尋ねてきて、喜美子は勉強も絵もよくできる優秀な子なので上の学校に進むことを提案します。

 

しかし、常治は「おなごに学問は必要ない」と突っぱね、喜美子も家の経済状態を分かった上で就職に行くのだと先生に話します。

「大阪に行って仕送りをする。その以外の道はない」と話す父を喜美子は少しだけ悲しそうに見ていました。

 

中学を卒業する日、帰って大阪に出る準備をすると喜美子が信作と話していると、照子が追いかけてきました。照子は喜美子の大阪行きをまだ認めておらず、両手を広げて喜美子の行く先をふさぎ、「行くならうちを倒してからいけ」と戦いを申し込みます。

 

「婦人警官の夢をあきらめた。うちは一生信楽や」という照子の表情から喜美子は何かを読み取り、二人で道場に行きます。道場で手合わせを初めて、喜美子は照子を一本背負いで倒してしまいました。

 

投げられたまま大の字に寝る照子は、それでも喜美子を引き留めます。喜美子が居なければ自分は高校で友達ができないと嘆き「大阪行ったら一生ゆるさへんで」と言う照子に喜美子は「そんなんやから友達でけへんのやで」と喜美子は頭をなでます。

照子は泣き出してしまい喜美子は笑いだします。笑いながら「さようなら、げんきでな~あんたのこと忘れへんで~」とおちょくるように笑い続けていました。

 

夜、常治のふろを焚きながら、喜美子は風呂に入っている常治に狸にあったときの話をしました。よそ者は狸に化かされると信作に言われたが、その日以来狸には現れない。

それはもう自分がよそ者ではないということだと喜美子は考えていました。「うちは信楽の子や。うちは信楽好きや。

うち大阪行きたない」と、ついには泣きながら言う喜美子に常治はその狸の道にあるさらに先の道の話をしました。その道の先は急に開けて、そこから見える夕日がきれいだと話します。

 

そして、「ようみておけ、大阪行ったらもうみられへんで」と付け足します。結局、喜美子が泣いても、喜美子の生きる道は変わらないのだと言ってるようでした。

翌日の夕方、喜美子は狸の道の先を進みます。たどり着いた夕日の見える場所でしばらく景色を眺めていた喜美子が、その場に落ちていた陶器の破片を拾い上げるところでおわり。スカーレット13話へ

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